【シャンパーニュ日記 No.11 ~Lombard&Cie~】
<シャンパーニュ日記 No.11 ~Lombard&Cie~>
Lombard
Nature Warmth
渡仏直前に取引先のイベントで出会ったLe Villages Grand Crusというシリーズに興味を持って、実現した今回のVisit。
Lombardは、Epernayの土地に居を構えている1925年から続くメゾン。家族経営のネゴシアンですが、ランス西部を中心におよそ10haの特別な自社畑を所有しており、年間約100万本(110→80に減らしていく方針)のシャンパーニュを生産しています。
主なマーケットはフランス、イギリスを始めとするヨーロッパで、日本には5年ほど前に入って来ましたが、これまで日本ではスタンダード キュヴェ以外に出会うことはほとんどありませんでした。ただ、ヨーロッパではとてもメジャーなシャンパーニュです。また、将来有望な若き4代目がUSAマーケットの拡大や、インターネットでの情報発信等新たな取組みを始めていくそうで、今後世界中で飲む機会が増える事となりそうです。
今回のVisitで特筆すべきは、沢山のVinyardに案内してもらえた事。北のモンターニュ.ド.ランスからコート.デ.ブランの南、Grande Cru からPremier Cru、そしてTanagra RoseのためのPNの区画まで。
それぞれの畑がそれぞれ違ったpowerを持ち、それがワインのキャラクターを作ってゆくという事を肌で感じる事ができる有難いVisitになりました。
tastingは6種。
・Brut Nature Grand Cru
・Brut Nature Grand Cru Verzenay
・Brut Premier Cru
・Brut Rose Premier Cru
・Tanagra Rose
・Millesimes 1990
まだエチケットも付いていない蔵出しの1990が個人的にはスペシャル♪
自社畑のみの葡萄で作られているPremier Cruが4代目のお気に入りだそうです。
そして、私が興味を持ったVillage Grande Cru。tastingではVerzenayのみでしたが、セラーで、全てのVins Clairsを飲み比べさせていただき、各村のテロワールを感じる事ができました。
お休みの日だったにも関わらず、暖かく迎えてくれた、3代目当主Thierry Lombard氏、4代目のThomasに心から感謝致します。
造り手のあたたかさに触れ、シャンパーニュがより大好きになりました。
ご縁に感謝✨
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