89通目「もう一つの謎」
本日の目的地は、
Beaumont-sur-Vesle ボーモン・シュル・ヴェスル
引き続きミステリアスなグラン・クリュ。
ここは、シルリーの南東、ヴェルジーの北、ヴェルズネイの北東に位置するモンターニュ・ド・ランス北部の村。
かつては「小高い山」と呼ばれていた土地ですが、実際には平地ばかりで、
ここもやはり、グラン・クリュとしての資質には疑問が残ります。
ローマ時代の街道筋に位置し、大都市ランスへの移動が容易だったことに加え、近隣の村の高い評価にあやかってのグラン・クリュ認定ではないか、というのが多くの方々の意見ですね。
ブドウ畑のほとんどがヴェルジーから続く斜面の延長(低地)にある他、村のすぐ近くにも存在します。
しかしながら、やはりここも大手メゾンのプレスティージキュヴェに欠かせないブドウを生み出しているのも事実。
こちらもまた、なかなかお目にかかることのないグラン・クリュだと思いますが、
この村にはRM レコルタン・マニュピランも存在します。
次回は
Beaumont-sur-Vesle100%のシャンパーニュを紹介しましょう。
お楽しみに♪
今日もあなたにとって、素敵な一日になりますように。