120通目「おしりのポケット」
今日は、Avizeアヴィーズの、おまけのおまけの話。
ご存知の方もいるかもしれませんが、
この村は、ジャック・セロスのお膝元です。
RMの神様と言われるセロスですが、私の中で彼の印象は、大きくてあったかい、農家の優しいおじさんです。
初めてお会いしたのは、日曜日でした。
(当時のフランスの田舎では、日曜日にお金をおろせる場所はほとんどありません。)
当時(2014年のお話です)、フランスのタクシーの大半がカードを使えない事を知らず、現金が底をついてどうしよう…という時に、ジーパンのお尻のポケットから、ゴツゴツの手で、くしゃくしゃのお札を取り出し、タクシー代と言って渡してくれました。
その時の笑顔が今でも忘れられません。
そして、シャンパーニュは生き物だということを誰よりも知っていてそんな生きているシャンパーニュたちといつも向き合っていらっしゃいます。
だから、いつでも何でも勧めたりはせず、
「今これを飲むと笑顔になるよ」
とか、逆に
「今これは納得していないから飲まないで欲しい」
とか正直に伝えてくれます。
パリで飲むセロスよりも、彼のメゾンで飲むセロスは格段に美味しい。
だから、渡仏の度に彼のメゾンを訪れてしまうのでしょう。
そして、もう一つ、
今では全く珍しくはありませんが、彼は昔から白ワイングラスでシャンパーニュを勧めていた一人です。
もし、彼のシャンパーニュに出会うことがあれば、是非、少し大きめのグラスで楽しんでみて下さいね。
今日で、皆さんとご縁があって、8カ月が経過しました。
ここまで、ついて来てくれてありがとうございます。
次回は、一旦学習をお休みして、月初めおなじみのコーナー。
お楽しみに♪
今日もあなたにとって素敵な一日になりますように。
セロスについてブログにまとめています。
ご興味のある方は是非どうぞ↓↓↓↓
https://grandecuvee.co.jp/info/【jacques-selosse(ジャック・セロス)】/