103通目「ワインの川」
Ay アイ
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のトップバッターは、中世より王侯貴族にも愛されてきた、アイ。
果実味が力強いだけでなく、きれいな酸が核に残るピノ・ノワールを生み出す村。
ルネサンスの時代、この村は最良のワインの川として知られていました。
その当時、フランス国王の食卓に供されたワインはブルゴーニュの赤か、アイの赤だったとされています。
また、他ヨーロッパ貴族の中にも、ブルゴーニュよりも淡い赤色のアイ・ルージュを好んだ方も多かったようです。
シャンパーニュ産業にとっても重要な場所で、
シャンパーニュ地方で最初のワイン商を興したのは、アイの助役を勤めていた人物でした。
今も昔も、そしておそらくこれからも
多くの人に愛されるピノ・ノワールを産むアイ。
初めて訪れた方には、なぜここがワインにとってこれほど特別な場所であるかを知るのは難しいかもしれません。
でも大丈夫。
次回は、初めての方にも是非行ってほしい楽しみ方をご提案します。
お楽しみに♪
今日もあなたにとって、素敵な一日となりますように。