102通目「右と左」

今日は、
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区について、グラン・クリュのお話に入る前に、もう一つだけ、最初にお伝えしておきたいことがあります。

 

以前からお伝えしている通り、ここは

東西に流れる川

V字の渓谷

です。

 

想像してみて下さい。

これは、川の右岸と左岸で条件がかなり変わってくるということです。

 マルヌ川 クロデゴワセ

つまり、
片方は南向き斜面、もう片方は北向き斜面

 

私たちが住宅を決めるとき、バルコニーの向きは重大ですよね。

なので、南向きに窓があるお部屋なのか、北向きに窓があるお部屋なのか、この陽当たり問題は、簡単に想像がつくと思います。

 

この地区のグラン・クリュや有名なプルミエ・クリュは、ほとんど南向き斜面に存在します。

ただ、ここからはちょっと難しくなるのでこのレッスンでは詳しくは触れませんが、ミクロクリマもあり、一概にどちらだから優れているとは言い切れません。

 

一見不利に見えるところで、野心的な造り手は見事なシャンパーニュを完成させていますし、谷間の幅によっても条件は変わってきます

 

なので、ここでも決めつけることはせずに、

マルヌ川の右岸と左岸について何となく思いを馳せてみて下さい。

 アバター 半身 美しい

マルヌ川が南北ではなく、東西に走っていることを少しでもイメージして頂けたならば、

今日はそれで十分です。

 

次回はいよいよこの地区のグラン・クリュ。

お楽しみに♪

 

今日もあなたにとって、素敵な一日となりますように。

 

 

 

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