【クレープの日=フランスの2月~初めてのシャンパーニュVISIT⑧・季節行事編】
目次
【クレープを食べる日~ラ・シャンドルール(La Chandeleur)について】
2月
新年、最初の月を無事に駆け抜け、新たな月を迎えました。
皆様にとって、新しい年のスタートが素晴らしいものであったことを願います。
フランス語で2月を、févrierといいますが、
この言葉の発祥は、ラテン語の清める、新しい火という言葉と関連しているそうです。
昔から2月は、寒い冬を超えて自然が清められ、春への「再生」の時期と考えられていました。
そんな2月の始まりに、フランスではお清めの祝日があります。(休日ではありません)

フランスの2月2日
フランスでは、本日2月2日は
クレープの日!!
聖燭祭であり
ラ・シャンドルール(La Chandeleur)
と呼ばれます。
La Chandeleurとは聖母マリアのお清めの日というキリスト教の祝日の一つです。
2月2日はちょうどクリスマスから40日後にあたる日です。
では、なぜこの日に、人々はクレープを食べるようになったのでしょうか。
ラ・シャンドルール(La Chandeleur)
聖母マリアの御潔めの日(イエス降誕40日後の神殿奉献を記念するキリスト教の祝日)で、
この日は全国的にクレープを食べます。
(まぁ、ふだんでもクレープを食べていますが。)
シャンドルールのお祝いの起源はローマ時代、
シャンドルールという言葉は、
chandelle(ろうそく)という言葉から来ています。
これは光の象徴です。
ろうそくのお祭りfête des chandelleshaは、当初キリスト教のお祭りとは関係ありませんでした。
古代ローマ時代には、ギリシャ神話に出てくるパンの神様を祝うお祭りだったのですが、
5世紀にゲラシウス1世が、キリスト教の紹介をするためにこのお祭りを利用したと言われています。
信者は、キリストの誕生から40日後に、ろうそくを手に歌いながら行進するようになりました。
では、なぜクレープを食べる(焼く)のか?
クレープは太陽の象徴。
クレープの丸い形と金色は太陽を思わせ、
冬の種まきが始まる一年のこの時期、
今年の
光の恵み
を祈ってのお祝いだと言われています。
春に向けて、この一年が家族にとって健康で豊かな年になるように!
と願いを込めながらクレープを焼きます。
そうそう、
この日にクレープを焼く時、フランス人が何を握っているか知っていますか?
クレープを焼く手に握っているもの
フランス人はコインを握ってクレープを焼き、
もし、ちゃんとクレープがフランパンの中でひっくり返ったら、
1年中、繁栄に恵まれる
といわれています。
皆さんも、今夜はコインを握って、
大切な家族の健康を願いながら、お料理をされてみてはいかがでしょうか?
最後に…
私と同じように甘いものが苦手な方へ。
甘いものが苦手でも大丈夫!!
フランスにはシャンパーニュによく合う、お食事系のクレープもたくさんあります。
余談ですが、
右手にコイン、左手にフライパン、
エイっ!と
クレープの生地をひっくり返してうまくいったら、
お金持ちになれる!なんて言う方もいます。
でもね…、
意外と難しいのですよ。


それでは、
どうかシャンパーニュと一緒に素敵な2月の夜をお過ごしください。
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