【Andre Clouet(アンドレクルエ)】

 

【Andre Clouet(アンドレクルエ)】

1741年創業。
自社畑9ha。年間出荷量10万本。
MLF生起。
NMであるが、実際には当主の家族が所有する畑のブドウのみ(95%自社畑、5%親戚)を使用している。

良質なピノ・ノワール産地として知られるブジー村に本拠を置き、GCブジー村と隣村のアンボネイ村の最上の斜面に位置する畑を所有。

先祖はルイ16世に仕え、ナポレオンの治世でも側近を務めていた歴史ある一家。ナポレオンから譲り受けた領地にてブドウ栽培やワイン造りを始め、その素晴らしい畑から高品質のブドウが収穫される。代々、ピノ・ノワールから造るスティル・ワイン「ブジー・ルージュ」を造るメゾンだったが、当主の祖父アンドレ・クルエがシャンパーニュ造りを始めた。

現当主は1973年生まれのジャン・フランソワ・クルエ氏。

22歳からこだわり続けたフランソワの努力は徐々に実を結び、2004年にはスウェーデンの王様がクルエを大変お気に召し、王60歳のバースデーパーティーにも彼のシャンパーニュが振舞われ、同パーティーに彼自身も招かれた。

 

Silver Brut Nature

PN 100%
(複数ヴィンテージをブレンドしたリザーヴワイン1/3、ベースヴィンテージ1/3、前年1/3)

幸運を呼ぶ銀色 シルバー・ブリュット。
2004年よりラベルの色を若干深い銀に変えたところ、偶然にもこのラベルと同じ色の車を製造するメルセデス社の英国代理店の目に留まり、会報誌に掲載された。
さらには、どこかでクルエのシャンパーニュを飲んだスウェーデンの王が、わざわざメゾンまで訪問に来たという。珍しいシャンパーニュを探していた王に、当主はシルバーブリュットをお薦めしたところ、王は大変お気に召し、王の60歳のバースデーディナーにも招待された。
ラベルが替わった途端に2つの幸運が舞い込んだアンドレ・クルエにとって、まさにこのシルバーブリュットは「幸運を呼ぶエチケット」!

 

 

Brut Rose

PN 100%
(複数ヴィンテージをブレンドしたリザーヴワイン50%、ベースヴィンテージ+前年35%、ブジー・ルージュ15%)

アンドレ・クルエではロゼを造る際、ブジー・ルージュをブレンドするアッサンブラージュ法を用いる為、ブジー・ルージュのヴィンテージ毎のキャラクターの影響を受けやすく、他のキュヴェに比べ毎年微妙な香りや味わいの変化がある。このロゼのキャラクターを描写するため、「シャネルの香水のようにNo._と数字で表現してみた」という。

*本日のマグナムロゼはNo.3。No.3は、「エレガントな仕上がり、繊細な色とフレッシュな味わい」を意味するそうです。

 

<心に効くポイント✨>

幸運、躍動、小さな努力の結晶。

余談ですが、アンドレ・クルエは100%格付けの村に畑を所有し、エチケットにゲラン・クリュ表記が可能です。しかし、アンドレ・クルエのエチケットにグラン・クリュの表記はありません。かつて、アンドレ・クルエはボランジェから「エチケットのデザインが似ているから変えて欲しい」という要請を受けました。その要請に対し、「少なくとも1911年からこのデザインだった」というアンドレ・クルエ側からの回答に対し、ボランジェ側が「だったらデザインは一切変えずにそのままにしろ」という不条理な要求を突き付けました。

若き日の当主ジャン・フランソワがこの要求にOKを出してしまった為、今でもエチケットを一切変更できず、Grand Cruの表記を入れていないという経緯があります。

 Grande Cru表記を入れた方が分かりやすいのは事実でしょう。一般に、売り上げも左右されるといわれます。

しかし、手間のかかる独自の発酵工程を考案したり、醸造所の床をピカピカに磨きあげるなどの衛生面へのこだわりも徹底した彼の努力は確実に実を結び、世界中の愛好家から支持されるようになります。

そうして彼の心は、私たちの心にも届きました。
私はアンドレ・クルエのクラシカルなエチケットが大好きです。          

                          

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