【お寿司×シャンパーニュの相性】
次回のGRANDE CUVEEシャンパーニュサロンのテーマがお寿司×シャンパーニュ♥
とても興味のある世界なので、楽しみです。
ありがとうございます。
個人的に、大好きな世界で、それを広めたくて海外でも寿司シャン会、開催させていただいております。
世界に広がると素敵ですよね。
実は、彼とお寿司に行った時にいつもワイン悩みます。
彼は日本酒好きなのですよね…。
私は基本的に、お酒は嗜好品なので、好きなものを召し上がれば良いと思います。ただ、大好きな人と共有できたら、なお一層楽しいし美味しいですよね。
Mさんはワインお詳し過ぎるので、選択肢がありすぎて余計に悩まれるかもしれませんね。
あと、彼もプロ相手だとワインを選びづらい…。
うーん・・・。
一緒に日本酒を楽しまれても良いし、ワインだったら、まずはシャンパーニュに絞ってお勧めしてみましょうか。
是非、素人の彼にも分かるように、ポイントを教えていただきたいです。
おすすめポイント!
1. うま味。
2. ミネラル。
3. 丁寧な仕事。
4. 熟成、発酵。
5. おまけ。
シンプルですが、実は奥深そうですね…。
さすがMさん。その通りです!!
一つ一つが深すぎるキーワードなので、とてもここでは語りつくせません。
なので、今日は初心者の彼が簡単に分かる!ということに焦点を置いてお話ししましょう。
はい、素人の彼でも分かるように説明できるようになりたいです。
では、一緒に見ていきましょう。
そう、うま味は英語でもフランス語でも何語でも、
世界共通で”うま味”です。
ただ、意外と誤解されていてるのがうまみと旨味。
これは別物です。(うまみ≠旨味)
ここでは難しいことはお話しませんが、
うま味≠美味しさ、
とだけ頭においていただければ大丈夫です。
つまり、うまみは、「美味しい!」というような感覚的なものではなく、化学的視点から見たもの。
人が識別できる5つの基本味の一つです。
ところで、なぜ日本語?
それは、うま味の正体を科学的に発見したのが日本人だからです。
日本人が古くから使っていた昆布だしの美味しさの成分を「うま味」と名付けました。
日本食にたっぷり含まれているうま味、
実はシャンパーニュにもたっぷり含まれているのです。
日本食にシャンパーニュが合う大きな理由の一つだと言えるでしょう。
*5つの基本味=甘味、酸味、塩味、苦味、うま味
2.ミネラル。
ミネラルは、たんぱく質、脂質、炭水貨物、ビタミンと並ぶ5大栄養素の一つで、全部で16種類あります。
先に結論を言ってしまうと、伝統的な日本食にもシャンパーニュにもミネラルがたっぷり含まれているので、相性が良い!ということになります。
ただ、実は、
ミネラルの味とか、ワインのミネラル感・・・、
その言葉には定義がなく、専門家の中でも共通の認識がなく、
その答えを誰も知りません。
えーそうなんですか!?
テイスティングで普通に使ってました…。
使いますよね…。
マスタークラスのセッションでもミネラル談議になるととても長くなるのでここではお話しませんが、
ミネラルが味に影響するというよりは、
ミネラルイオンが与える感覚によって、飲み物や食べ物の印象が変わる
という風にとらえていただければ良いと思います。
実際、ミネラルウォーターの味わいの印象も、ミネラル成分によってだいぶ違うことを、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか?
日本人の繊細さ、細やかさ、器用さ、まじめさは世界に誇れるものだと思います。
そんな日本人、日本文化が生み出した、日本食の芸術性の高さは皆さんご存知でしょう。
シャンパーニュも、出来上がるまでの過程に、それはもうたくさんの人たちの想いや丁寧な仕事が折り重なり、
手間暇かけて一つの作品が出来上がります。
そんな丁寧な仕事が生み出すものは、究極のエレガンス✨
もちろん丁寧な仕事の過程そのものにも共通点があるのですが、
その根底にある精神的なもの、
スピリット
みたいなものにも共通点があるのではないかと、私は思っています。
4.熟成、発酵。
ここは、1~4まで全てつながる大事なキーワードです。
熟成も発酵も日本人にはとてもなじみのある言葉でしょう。
そうですね。でも違いを明確に説明できる自信がありません。
では簡単にそちらも補足しましょうか。
一言でいうと、
”微生物が介在するかどうか”
の違いです。
ただ、その線引きはとても難しいとも言われています。
熟成=様々な外的環境により、自らの酵素によってたんぱく質が分解され、アミノ酸へと変化すること。
発酵=微生物の力によって物質が有益に変化すること。(酵母や乳酸菌などが糖質などを分解して、有機酸や二酸化炭素、アルコールなどを作り出すこと。)
シャンパーニュは、ワインになる過程で発酵が起こります。
さらに、法的に長い熟成期間が定められています。
その長い熟成期間に、澱からうま味成分やミネラルを受け取り、複雑さを増していくのです。
そして、
寿司職人さん、特に江戸前の寿司職人さんとお話をすると、
いつもその熟成の技術、素材のうまみを引き出す技術に驚かされます。
また、日本食になくてはならない、お醤油、味噌、酒、これらは全て発酵を利用したものですね。
最後に、香ばしさ。
こちらも↑から続くものですが、4までで既にいっぱい!!
という方は無視していただいて構いません。
ただ、表面をさっとあぶった炙り鮨の香ばしさ、
そして、
シャンパーニュの長期熟成による第3アロマのニュアンス、
これらの相性はとても良いと思います。
香ばしさの度合いで、合わせるシャンパーニュを選ぶのもとても楽しいものです。
5はちょっとだけ上級編ですので、今は頭の片隅に残していただいて、いつか試した時に、是非ご報告下さいね。
まとめ
1. うま味。
2. ミネラル。
3. 丁寧な仕事。
4. 熟成、発酵。
5. 香ばしさ。
いかがでしたか?
今回は一つ一つがあまりにも深いテーマですので、
誰もが簡単に分かる!ということに焦点を置いてお話ししました。
一人でも多くの方に、シャンパーニュを通じて笑顔に、今よりもっと心豊かになっていただければ、私も嬉しいです。
愛する日本食とシャンパーニュが合うということは、私にとってはこの上ない喜びです。
今回特にお寿司を主題にしたのは、数ある日本食の中でも特にシャンパーニュに合うと思っているからです。
まだまだ研究半ばですので、この記事に関しては今後も多くの皆様から意見を聞き、さらに研究を進めたいと思っております。
心理士からの”心”に効くポイント✨
誰かと一緒にお食事を楽しむために、一番大切なのは、
お互いが心から楽しむ事だと思います。
いつもレッスンで言っていることですが、
決めつけてはもったいない!!
新しい出会いを狭めることになるでしょう。
なので、どうか合わせる飲み物も、このお料理にはこれが合うなんて
あまり決めつけずに、異なるTPOで使い分けると良いと思います。
気分によって変えても、一緒にいる人によって変えても間違いではありませんし、新しい発見は、あなたと一緒にいる人との絆を強めることになるでしょう。
一緒にいる人を思いやる心、
それが何よりのマナーですし、何より美しい。
私はそう思います。
とはいえ、シャンパーニュは奥深い世界で、無限の可能性があります。
お寿司とシャンパーニュの世界を堪能したい方は、是非、GRANDE CUVEEシャンパーニュサロンで私たちとご一緒しましょう♪
*オンライン個別相談orプライベートレッスンにて、シャンパーニュに関する様々なご相談を受け付けております。お気軽にお問合せ下さい。
https://grandecuvee.co.jp/contact/
★あなたをもっと”豊か”にしてくれる”シャンパーニュ”との出会いはメールレッスンから🥂▼
今回一緒にお悩みを解決してくれたメンバー様はソムリエMさんでした。Mさん、ご参加ありがとうございました。
シャンパーニュ:上級者🌹
年齢:40代
職業:ソムリエ
住居:東京都港区
趣味:ファッション
ERIさん、こちらこそありがとうございました。いつも勉強になります。
これからも現地の生きた情報を期待するとともに、ERIさんにしかできない研究報告を楽しみにしています。
いつもレッスンを受けて下さり、ありがとうございます。
また、ディープなお話もしましょうね。
Wow!!楽しみにしています!
あなたが今さら聞けない…と思っているお悩みは、実はみんなが聞きたいことかもしれません。
皆様のお悩みやご質問、お待ちしています☆
関連記事
Mさんご登場の記事、初めてのシャンパーニュ観光編もどうぞ↓↓↓↓
*このメールレッスンは全文が著作権法によって保護されています。
Copyright © GRANDE CUVEE All Right Reserved.