53通目「地肌が白い」
今日も地区の続きです。
Cote des Blancs コート・デ・ブラン地区
についてご紹介しましょう。
コート・デ・ブランとは、
“白い丘”
という意味です。
エペルネの南に位置する丘陵地で、大半の畑が南東もしくは東向きの傾斜を持っています。
シャンパーニュ最高峰のブラン・ド・ブランを生む地域
として知られています。
白い丘 = 白ブドウの丘 = シャルドネの丘
主要な町や村の名前、山や川の名前から派生したものではなく、
そこで育つブドウ品種から派生した産地名というのはとても珍しく、
ワインを愛する者にとって嬉しくもあります。
そう、その名のとおり、ここは
シャルドネの聖地。
この地で生まれる葡萄の95%は白ブドウのシャルドネです。
実際に訪れると、エペルネの市街地を抜けたあたりから、肌の地肌が白く、ここが白ブドウの銘醸地であることに納得できます。
この地区の面白いところは、各畑ごとにミクロクリマ(微小気候)が生じることですが、
ちょっと難しくなるのでこのレッスンではお話しするのはやめておきます。
今日は
コート・デ・ブランはシャルドネの聖地。
それで十分です。
学習コーナーが続きましたね。
次回はブレイクタイムにしましょう。
お楽しみに♪
今日もあなたにとって、素敵な一日になりますように。