20通目「手作りの美徳」
昨日は業務形態についてお話ししました。
NMとRMについて様々な意見をいただきましたので、少し捕捉させて頂きます。
NMとRMのひとつの違いとして、
生産規模の大小
が挙げられます。
スティルワインの世界では、
生産規模が小さい=手作り=最高品質に違いない!
と生産規模の小さいことが一つの美徳となりえます。
しかしながら、シャンパーニュの世界では、生産規模の大きいことが
信頼や高品質の証
ともなりえます。
先日お伝えしたように、シャンパーニュの生産工程は複雑で長期間に渡るものであり、リザーヴワインを保管するのにも多額のコストがかかります。
高品質のものを安定して供給するためには、生産規模の大きい方が都合の良いことも多いのです。
もちろん、日本でも素晴らしい小規模生産者のシャンパーニュを楽しめる機会は増えました。
個性豊かで、最高品質のものもたくさんあります。
NM、RM、どちらが良い悪いの問題ではなくて、
スタイルの違いです。
いつ飲むか、誰と飲むか、どこで飲むか、など時々のシチュエーションによって、無限の楽しみ方がある、私はそう思います。
そう、
シャンパーニュには、無限の可能性があります!
本当に、シャンパーニュと人はよく似てますね。
明日はちょっとブレイクタイム。
お楽しみに♪
それでは、今日もあなたにとって素敵な1日になりますように。