18通目「門出のリキュール」
今日は予告通り
“甘辛度”
についてお話します。
シャンパーニュの製造工程の最後に、少量のリキュールを添加することを
ドザージュといいます。
このドザージュの際の糖分添加量によって、甘辛度が決定されます。
以下、上から辛口→甘口となります。
・Brut Nature , Pas Dose, Dosage Zero(ブリュット・ナチュール, パ・ドゼ, ドザージュ・ゼロ)
1リットル当たり糖分3g未満
・Extra Brut(エクストラ・ブリュット)
1リットル当たり糖分0~6g
・Brut(ブリュット)
1リットル当たり糖分12g以下
・Extra Dry(エクストラ・ドライ)
1リットル当たり糖分12~17g
・Sec (セック)
1リットル当たり糖分17~32g
・Demi-Sec (ドゥミ・セック)
1リットル当たり糖分32~50g
・Doux (ドゥー)
1リットル当たり糖分50g以上
これにさらにプラスマイナス3gの許容範囲が認められています。
圧倒的によく見かけるのは
Brut
ですが、かなり糖分の幅が大きいのが事実です。
今は、生産者と銘柄で細かくドザージュの量も分かるようになりましたが、ここでは細かいことは気にする必要はありません。
何となく辛口と甘口の違いをおさえて頂ければ十分です。
そしてお気に入りのシャンパーニュが見つかった時に、
自分の好みの指標として覚えて頂ければ、と思います。
お気に入りのシャンパーニュが見つかったときは、是非私にもご一報くださいね!
それでは、今日もあなたにとって素敵な1日になりますように。