2017年5月14日 / 最終更新日 : 2019年11月19日 grandecuvee D

【Dievolt Vallois (ディエボルト・ヴァロワ)】

概要

（相続で渡った親戚名義の区画などから葡萄を購入する事もあるので登記上はNM、が仕事ぶりは典型的なRMそのもの。）

薔薇🌹の美しいエチケット、ミュズレキャップでおなじみのメゾン。

19世紀後半古くからヴァロワ家が創業をはじめ、当主ジャック・ディアボロが1959年より引継ぎ、妻のナディア・ヴァロワの苗字を取り命名され、本格的に活動を始めた。現在は息子のアルノーが栽培から醸造過程まで取り仕切り、妹のイザベルがマーケティング等を行い当主夫婦とともにシャンパーニュ造りに従事している。

収穫されたブドウは、伝統的な圧搾機と最新の空気圧搾機を使って一番搾りの果汁を取り出し、その後、最新の温度管理機能付きの発酵樽で通常よりやや低めに設定された17.5℃で発酵。そうする事でブドウ本来のアロマを最大限に引き出している。

MLFは基本的には行う（Fleur de Passion以外）が、稀にブドウの個性に合わせて行わないこともある。

家族経営による小規模メゾンながら、その品質の高さから口コミでフランス3つ星レストランや有名ホテルに広がり、1992年には、ゴーミョー誌でプロデューサー・オブ・ザ・イヤーに輝いて以来、その少ない生産量に対し多くのオファーが殺到することとなった。
＊この地区の中でも一番太陽の恩恵を受ける南向きの斜面からもたらされる豊かな果実味と柔らかさ、エレガントなミネラル感が特徴的なクラマンのテロワールの真髄を見事に現している。