【Boizel(ボワゼル)】
目次
【シャンパーニュ・ボワゼル】
概要
1834年創業。
キーワード : 直感、バランス
ヒッチコックが愛したシャンパーニュ。
オーギュストが妻のジュリーと共に会社を創立。2人ともシャンパーニュ地方の旧家出身。エペルネの中心サン・レミ通りに拠点を設け、そのキュヴェの大部分を輸出するようになる。
1865年、息子のエドゥアールが白亜質のベルノン山を掘ってカーヴを造り、その上に醸造所と自宅を建設。彼は本物のブリュットを手がけ、グラン・ミレジムをつくり、そのうちの何本かは現在もカーヴの奥深く「宝物」と名付けられた場所に眠っている。
1887年、1627年創業のロンドンの大企業ヘッジ&バドラー社と独占契約を交わす。これは2家族1世紀にわたる協力案系の始まりで、1989年にヘッジ&バドラー社が消滅するまで続いた。
1920年、ジュールが父の後を継ぎ、海外との取引をオーストラリアにまで広げる。また、彼は当時としては珍しいブラン・ド・ブランを製造。
1945年、戦後ルネが会社を継ぎ、試練の時代を迎える。
1972年、ルネと息子のエリックが悲劇的な最後を迎えた後、エリカが会社を継ぐ。この時、娘のエヴリーヌと娘婿のクリストフも経営に加わった。
1984年、5代目エヴリーヌが社長となり、消費者への直接販売を始め、1997年にはHPもオープン。様々な方法を使って、高い品質を持つ豊かなキュヴェを発見してもらえるようにした。
1994年、エヴリーヌとフィリップは友人のブルーノパイヤールとフィリップ・バイジョが創立したグループに参加することを決めた。このグループは「ボワゼル・シャノワール・シャンパーニュ(BCCグループ)」と名乗り、ボワゼル家の精神を守りながら急速に発展している。
ブドウは約50の村から購入しており、その大部分はGC・PC。
11月末から2月までの2週間ごとに、スティルワインを試飲して、それぞれの特徴を明らかにし、その個性が一番発揮できるようなブレンドを考える。ブレンドをするための大試飲会は2~3月に行われる。NVには、選ばれたワイン(30種類まで)と過去の収穫2回分のヴァン・ド・レゼルヴを候補とする。VTは良い年のみに造られ、そのうちのごく一部は小樽で熟成する。
Epernay NM 46 Avenue de Champagne, 5200 Epernay +33326552151
www.boizel.com
(↑ エヴリーヌ女史と、メゾンの新しいテイスティングサロンで)
Cuvee
Brut Reserve
PN55 M15 Ch30
ドザージュ 8 最低3年熟成 30%リザーヴワイン(last 2 harvest)
Rose
PN50(8% red wine) M30 Ch20
red wine(best terroirs of PN)=Cumieres and Les Riceys
ドザージュ 8 最低3年熟成 20%リザーヴワイン
Grand Vintage 2004
PN40 M10 Ch50
ドザージュ 6 最低7-10年熟成
Blanc de Blancs
Ch100
ドザージュ 8 最低4年熟成 40%リザーヴワイン
Blanc de Noirs
PN100
ドザージュ 8 最低3年熟成 30%リザーヴワイン
Ultime
PN50 M13 Ch37 良く熟した特別な年のみ製造
ドザージュ 0 最低6~8年熟成 40%リザーヴワイン
Tendre Reserve
PN50 M25 Ch25
ドザージュ 35(demi-sec)
Cuvee Sous-Bois 2000
PN50 M10 Ch40
ドザージュ 5
伝統シャンパーニュへの回帰をコンセプトに、20世紀初頭からの伝統である205リットルの古樽(シャンパーニュorブルゴーニュ産)で醸造。 *Sous Bois=樽を使っての醸造
Joyau de France 2000 ファーストは1961
PN65(10%樽) Ch35
ドザージュ 7 最低12年熟成
*ジョワイヨ=宝石
Joyau de France Rose 2004
PN 64(10% red wine) Ch36
ドザージュ 5 最低8~10年熟成
Joyau de France Blanc de Blancs 2007
Ch 100
心理士からの心に効くポイント✨
シャンパーニュにはいくつかの仕事がある、ことをエヴリーヌ女史は知っていました。
ひとつは、ブドウを育てること。
ひとつは、ワインを造ること。
そしてその先に、高品質なワインを知ってもらうという作業があることも。
中には万能な方もいるかもしれません。
しかし、各分野のプロフェッショナルが力を合わせた時、想像以上の化学反応が起き、そこに感動が産まれることを私は知っています。
だからこそ、一人でどうしようもない時、限界を感じた時、未来が見えなくなった時、
自分にしか出来ないことをただひたすら磨きあげようと思えます。
いつも完璧でなくても大丈夫。
いつか小さな自分の力が、誰かの感動に繋がるかもしれない、
そう思うと、今より少し前を向いていられるかもしれません。
そんな人々の小さな努力が重なった時、大きな感動が産まれるのだと確信しています。
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