【Alfred Gratien(アルフレッド・グラシアン)】
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【Alfred Gratien(アルフレッド・グラシアン)】
概要
1864年創業。
当時23歳であったアルフレッド・グラシアン氏は、エペルネにメゾンを設立、同年、ロワール地方のソミュール地区にもスパークリングワインの醸造所を設立した。10年後新しいパートナーであるアルベール・ジャン・メイエ氏とともに、社名を「グラシアン・エ・メイエ」に変更。
彼の子孫たちは、創業者であるアルフレッド・グラシアン氏のワイン造りに対する哲学を引き継ぎ、この2つの地域の醸造所を発展させた。
アルフレッド・グラシアンのセラー・マスターは、1905年 以来ジェジェ家が行っている。
1905年にガストン・ジェ ジェ氏が就任した後、1950年に息子のシャルル氏に受け継がれ、1966年、その息子のジャン・ピエール氏が3代目に就任、2007年に退任するまでその職務を遂行した。
現在4代目 となるニコラ氏は、1990年に父であるジャン・ピエール氏の下で、ワイン造りを開始し、2007年にセラー・マスターに就任。アルフレッド・グラシアンの技術と伝統は、ジェジェ家により1905年から今日に至るまで100年以上、厳格に、かつ正確に伝えられている。
醸造に関しては、全てのベースのシャンパーニュを樽で発酵・熟成させる数少ない生産者。
3~5年使用した樽をシャブリから購入(12~20年使用)。1,000以上の旧樽(228ℓ樽)を所有。樽発酵、樽熟成を行うことにより、ミクロ・オキシダイセーションが行われ、適度な酸化により、ワインに円熟さを与え、また抗酸化作用も発生する。
葡萄農家、そして畑ごとに醗酵を行う。20~23℃にて約15日間旧樽にて醗酵、その後6ヶ月間シュール・リーの状態で樽 で寝かせる。ただし、バトナージュ、および、MLFは一切しない。本来シャンパーニュに求められる「旨味のある酸」を大切にしている。
また、あえてヴァン・ド・レゼルヴを少なめ(15%程度)にアッサンブラージュすることで、ヴィンテージシャンパーニュのような世界を表現している。
所有畑 :2 ha それ以外に、長期契約栽培を約65の葡萄栽培農家(約55ha)と結んでいる。購入しているぶどうのうち 62%はGC・PC
年間生産量:およそ30万本
Cuvee
Brut
PN27 M32 Ch41 (ab30村のブドウをブレンド)
ドザージュ 10~11
ヴァン・ド・レゼルヴ=約15%(前年のもの)。
瓶熟成 48ヶ月以上。年間生産量278,000本。
Brut Nature
PN27 M32 Ch41
ドザージュ 0
Brut Rose
PN42(うちBouzyの赤ワインを12%) M22 Ch36
ドザージュ 10~11
瓶熟成 約24ヶ月以上。年間生産量20,000本
Brut Blanc de Blancs Grand Cru
Ch100
ドザージュ 9~10
グランクリュ(Le Mesnil sur Oger, Avize, Chouilly, Cramant, Oger)の葡萄を ブレンド。
瓶熟成 48ヶ月以上。年間生産量12,000本。
*1930年代、トゥール・ダルジャンから「オイスターに合うシャンパーニュを」という要望で 造られたシャンパーニュ。
Brut Millésime
PN20 M17 Ch63
(Pinot Noir= Bouzy, Ambonnay, Ludes, Cumiere, etc / Meunier=Reuil, Leuvrigy, Damary, Venteuil, etc /Chardonnay=Le Mesnil sur Oger, Avize, Chouilly, Cramant, Oger, etc。)
ドザージュ 9~10
瓶熟成 96~108ヶ月。年間生産量20,000本
*10年以上の熟成を感じさせない美しさと複雑さの共存
Cuvée Paradis Brut
PN35 Ch65
(Pinot Noir=Bouzy, Ambonnay, Cumiere, Cigny Les Roses, etc / Pinot Meunier=Ludes, etc / Chardonnay=Avize, Cramant, etc。)
ドザージュ 9~10
瓶熟成 約48ヶ月間。生産量40,000本。
”パラディ”とは、樽熟の特徴である天使の取り分「エンジェル・シェア」と交換に天国から 送られてくる楽園の味わい。
このキュヴェはヴィンテージものだが、VT表記をしないできたが、2006年ものからヴィンテージ表記するようになった。
Cuvée Paradis Brut Rosé
PN42 (うちBouzyの赤ワインを12%) Ch58
ドザージュ 9~10
瓶熟成 約48ヶ月間。生産量20,000本。
心理士からの心に効くポイント✨
代々醸造を任され、自分の作るキュヴェに生涯誇りを持ち、それを伝えていくという情熱。
シャンパーニュは私にとって、まさにパッションですが、彼の中には、歴史の重みがあり、情熱を捧げ続けてきた人たちの血が直に流れ、そしてまた、次世代へのバトンを用意しています。
人の思い、大地からのメッセージ、そして生き続けるシャンパーニュとの絶え間ない会話、そんなすべてを受け継いでいるからこそ、そこに誇りが産まれるのでしょう。
あなたの、パッションはなんですか?
もし、見つけることができたならば、きっとあなたを今以上に強くしてくれるに違いありません。