エピソードNo.4〜仕事のモチベーションアップからの、出会いの広がり〜キャビンアテンダントSの場合

CA-S

シャンパーニュは大好きだ。
キラキラして華やかで、何より美味しい。
機内でもお高いキュヴェのサービスをしている。
でも、正直値段の差とか、格の差とか、本当にみんなが分かっているのかはずっと疑問だった。
ワインは勉強してきたつもりだし、ソムリエ資格も取得した。
それでもなお自分自身良く分からなかったし、周りのみんなが値段だけで有難がっているような気がしてならなかったから。

登場人物

ep04_s

キャビンアテンダントS(表記はCA-S)。
この物語の主人公。

ep04_h

搭乗客 H 様。


素敵な搭乗客のシャンパーニュを飲む姿に見惚れる

お客様 H

これグラス変えていただけますか?

CA-S

ある日搭乗されたマダムが、シャンパーニュをお召し上がりになる姿がとても美しく、見入ってしまった。

お客様 H

・・・

CA-S

す、すみません。美しくて、なんだか見惚れてしまいました。

CA-S

仕事中にあろうことか一時停止してしまった自分が恥ずかしく、誤ることしかできない自分に、

お客様 H

あ、いえ、私こそわがまま言ってごめんなさい。今日は、香りを存分に感じたくて…。
もし出来れば、これ以上冷やさないでいただけると嬉しいです。

CA-S

マダムはそう言って、幸せそうにシャンパーニュを飲み続けた。
私たちCAは、機上で飲むことはできない。
普段は飲みたい欲求に駆られることはないのだが、この時の私は確実にシャンパーニュを欲していた。

紹介制のシャンパーニュ会のドアを叩いてみると

CA-S

フライト後のオフに、先輩に紹介してもらい、紹介制のシャンパーニュ会のドアを叩いた。
ここは、プロフェッショナルさえも勉強に来るのだという。
ご一緒させていただいた皆様が素晴らしすぎて、新しい出会いだけでも感動だったが、私にとって何よりの収穫は、自分がいつもサービスしているシャンパーニュが、本当に素晴らしいものだと確認できたこと。
美味しくて、心が震えた…。

シャンパーニュをより知ることで

CA-S

これまで、勉強のためにスクールや自宅、レストランやバーや様々なところで飲んできたけれど、心から美味しいと感動したことは正直一度もなかった。

でも自分のサービス次第で、お客様に感動を伝えられるかもしれないと思うと、なんだかワクワクしてきた。

今は、定期的に勉強会に参加している。
シャンパーニュをより知ることで、お客様の心に近づけただけではなく、自分のサービスに誇りを持てるようになった。
仕事がちょっと楽しくなった。

資格はゴールではなくて、単なる入り口にすぎません。
結婚と一緒です。

生きがいのある人生を送るには、傍観者ではいけない

https://grandecuvee.co.jp/info/sabrina/