【シャンパーニュ日記 No.2~Philipponnat~】
<シャンパーニュ日記 No.2~Philipponnat~>
Philipponnat
Clos des Goisses & Canal a la Marne
“百聞は一見にしかず”
まさしくそんな畑でした。
Philipponnat家がAyに定住したのは1522年といわれます。
以来同家はシャンパーニュを造り続け、1697年にPhilipponnat社を設立。
1910年にはMareuil sur Ayにセラーを造り、「Philipponnat」ラベルでのシャンパーニュを世に送り出しました。
また、1935年にはシャンパーニュ地方でも数少ない単独畑「Clos des Goisses」(5.5ha)を独占所有。Philipponnatの名を世界に知らしめました。
現在フィリポナ社は16代社長Charles Philipponnat氏の指導のもと、さらなる高みを目指し運営されています。
当主Charles Philipponnat氏と挨拶を交わし、まずは畑に直行。
Goissesとはシャンパーニュ地方の古い方言で「厳しい労働」「バランスの悪い、まっすぐ立つのが困難な急斜面」という意味。頭では分かっていても実際にその土地に立つと心が動きます。
しかも下から眺めるのと上から見るのでは180度違う…。下から見上げるだけではこの畑の凄みは絶対に分かりません‼︎
足がガクガクになりながらも、真ん中にいち早く芽吹いた枝があれば駆け寄って息吹のパワーを全身に感じ、太陽を浴びて、土と戯れ…午前があっという間に過ぎてしまいました。
もともとお天気に恵まれた日でしたが、この畑の中ではさらに強い太陽のパワーを感じる事ができた気がします。
メゾンに戻ってtasting。
ここでは7アイテム。全て直前抜栓です。
・Royale Reserve Non Dose
・Grand Blanc Brut 2007
・Branc de Noirs Brut 2009
・Cuvee 1522 Grande Cru
・Clos des Goisses 2007
・Mareuil sur Ay 2006
・Le Leon 2006
畑から戻ったあとのNon Doseは最高ですね。このcuveeが一番蔵出しの違いを感じさせてくれました。BBは少しずつグラスの中で変わっていく変化を楽しめ、逆にBNと1522はすぐに花開き芳醇な香りで迎えてくれました。
Clos des Goissesはちょうど1年前にAlain Ducasse au Plaza Atheneeでブラインドで出できた想い出のchampagne(2002)。本日頂いたのは07vintageでまだまだbabyですが、そのポテンシャルの高さは十分感じさせてくれます。
そしてnewキュヴェであるMareuil sur AyとLe Leonもtasting❗️1本目のMareuil sur Ayがまさかのブショネというハプニングがありつつも、飲み比べが出来たのでかえって良い勉強になりました。
最後の3本は本当に素晴らしい。でも、まだまだ若すぎて…、今飲むために選ぶとしたら私は1522とBNを選びます。
Philipponnatといえばピノノワール!のイメージが強いですが、100%PNのキュヴェは実は2006年が初めてでした。新鮮さと力強さの調和を追求する中で、100%は難しいと考えていたからです。しかしPNの余りにも良い年に100%にTryしたところ、大成功!素晴らしい作品仕上がったといいます。
これからの進化も楽しみですね⭐︎
私にとって実際に畑に立って、その土地のパワーを感じるのは凄く大切なこと…。Clos des Gossesを自由に歩き回れた今回の訪問はとても貴重な経験になりました。
ご縁に感謝✨
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